ロシア政府は、「Facebook」を運営するMetaが一部のロシア報道機関を検閲しているとして、Facebookへのアクセスを一部制限することを明らかにした。ロシアの通信当局は現地時間2月25日の声明で、Facebookが4つのロシア報道機関の公式アカウントを制限したことは「基本的人権」の侵害にあたるとして同社を批判した。
Metaの国際問題担当プレジデントNick Clegg氏は米国時間2月25日、Twitterに投稿した声明の中で、「ロシア当局は24日、4つのロシア国営報道機関がFacebookに投稿したコンテンツへの第三者機関によるファクトチェックとラベル付けを停止するようわれわれに求めた」とし、「われわれはこれを拒否した。その結果、ロシアは当社のサービスの利用を制限すると発表している」と説明している。
ロシアの一般市民はアプリで意見の発信を続けてほしいとMetaは考えているとClegg氏は述べている。
ロシア政府による制限の範囲と、FacebookやMetaのロシアにおける活動への影響は明らかになっていない。
またClegg氏は27日、ウクライナ政府の要請を受け、同国で複数のアカウントへのアクセスを制限していることを明らかにした。ロシアの国営メディア組織のアカウントが含まれるという。ロシア国家が管理するメディアの制限を求める他の政府の要請も審査しているとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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