「Google Workspace」、「スマートキャンバス」機能を拡張

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2022年02月16日 16時57分

 Googleは2021年、生産性向上スイート「Google Workspace」内に「スマートキャンバス」機能を追加した。「Googleドキュメント」や「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」にモジュール型のツール群を使ってコンテキストレイヤーを追加し、コラボレーションの向上を実現するものだ。そして同社は米国時間2月15日、この機能をよりスマートにする一連のアップデートについて発表した。これには、Googleドキュメント内のコンテンツを自動的に要約する機能も含まれている。

要約機能
提供:Google

 スマートキャンバスでは、Googleドキュメントのページレス形式や、電子メールの新たな下書きテンプレートが提供されるとともに、「Googleマップ」対応スマートチップによってGoogleドキュメントの文書内からGoogleマップへのリンクを直接プレビューできるようになる。さらに、Googleスプレッドシートにおいてユーザーが入力した数式を訂正するためのインテリジェントサジェスチョン機能もまもなく提供される。

 Googleドキュメントの文書を自動的に要約する機能によって、ユーザーは共有文書の素早い理解が可能になる。サマリーは内蔵のインテリジェンスで生成されるが、手動で編集することもできる。この機能は一般提供が開始されている。

 Googleドキュメントに追加されたページレス形式により、従来の文書作成で制約となっていた改ページやマージンが除去され、使用しているデバイスや画面に合わせて展開される文書を作成できるようになる。文書を印刷したりPDF形式に変換したりしたい場合、従来型のページ形式に表示を切り替えることができる。

 さらに今回、スマートチップがGoogleマップに対応した。スマートチップとは、クリック可能なオブジェクトであり、これを用いることでコラボレーションキャンバス上に関連する情報を直接表示できるようになる。Googleマップに対応したスマートチップを文書上でクリックすると、Googleマップによるその場所の画像や住所といった有用な情報を伴ったサムネイルを表示できるようになる。

スマートチップ
提供:Google

 また、Googleドキュメントに追加される電子メールの下書き用テンプレートにより、電子メールでのコラボレーションが容易になる。メッセージの送信準備が整った場合、ボタンをクリックするとそのメールは「Gmail」内の下書き領域にエクスポートされ、適切なフィールドすべてが自動的に入力されるようになる。電子メールの下書き用テンプレートは数週間で段階的に提供される。

 Googleスプレッドシートにスマートキャンバス経由の数式訂正機能を追加している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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