The Walt Disney Company(以下Disney)がメタバース戦略を統括する幹部を任命した。最高経営責任者(CEO)のBob Chapek氏が米国時間2月15日に従業員宛ての社内メールで発表し、Reutersが最初に報じた。
メディアおよびエンターテインメント配信部門の幹部であるMike White氏が、Next Generation Storytelling and Consumer Experiences(次世代ストーリーテリングおよび消費者体験)担当シニアバイスプレジデントという新しい役職に任命されたことを、Disneyのコミュニケーション担当バイスプレジデントを務めるPaul Melvin氏が認めた。White氏は技術やリーダーシップに関する25年間の経験を持つ。メタバースは、人々がアバターとして交流し、働き、遊ぶことのできる、オンライン空間と表現されることが多い。
White氏はメタバース関連の取り組みの統括に加えて、メディアおよびエンターテインメント配信グループに所属する、消費者体験とプラットフォームを担当するチームの指揮も続ける。
Disneyが、経験豊富な幹部をメタバース戦略を統括する役職に任命した背景として、他の大手ハイテク企業やメディア企業が、インターネットの進化における次のフェーズとして台頭するメタバースに対応しようとしていることがある。Microsoftは1月、メタバースへの事業拡大の一環として、ゲーム大手Activision Blizzardを買収することを発表した。また、Facebookは2021年、メタバースにおける主要企業になるという野望を掲げて、社名をMetaに変更している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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