BlackBerry、総額約686億円でスマホ関連特許をすべて売却へ--モバイル事業から完全撤退

 BlackBerryは、同社が保有しているモバイルデバイスなどに関係するすべての特許資産を、総額6億ドル(約686億円)で売却すると発表した。

 売却する特許は、モバイルデバイスやメッセージング、無線ネットワークに関するものが中心。これらは、今のBlackBerryにとって非中核事業の特許。現在は、自動車向けソフトウェア基盤や企業向けセキュリティに注力しており、これら分野の特許は売却対象に含めていない。そのため、現行の製品やソリューション、サービスを利用している顧客には影響しないという。

 売却先は、BlackBerryから特許資産を買い取る目的で設立された、特別目的会社(SPV)のCatapult IP Innovations。

 BlackBerryは、売却代金のうち4億5000万ドル(約515億円)を現金で、1億5000万ドル(約172億円)を約束手形で受け取る。

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