Spotify、コロナ偽情報への対策を説明--ニール・ヤング氏の楽曲引き揚げを受け

Jonathan Skillings (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉 (ガリレオ)2022年01月31日 10時55分

 Spotifyが配信しているJoe Rogan氏のポッドキャストが新型コロナウイルスのワクチンをめぐる偽情報を伝えているとして、著名ミュージシャンのNeil Young氏が自身の楽曲を同社サービスから引き揚げた。その後1週間ほど盛んになった論争に関し、Spotifyの最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Ek氏は米国時間1月30日、初めて公式な声明を出した。

2018年8月、サムスンのUnpackedイベントで語るDaniel Ek氏
2018年8月、サムスンのUnpackedイベントで語るDaniel Ek氏
提供:Mike Coppola/Getty Images for Samsung

 同氏は、Spotifyのポリシーや、「許容されることと、許容されないことの間の線引き」について、会員らから疑問の声が上がっているとした。その上で、Spotifyが配信するコンテンツをめぐるポリシーについて透明性を欠いてきたと認めた。

 Spotifyは1億ドル(約115億円)の契約により、Rogan氏のポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」を独占的に配信するプラットフォームになっている。同氏は過去1年にわたり、ワクチン反対派や陰謀論者を自身のポッドキャストに出演させてきた。

 声明によると、Spotifyは今後、以下の3段階の取り組みを行うという。

  • 長年適用してきた同社プラットフォームの規則を即日公開する。
  • 新型コロナウイルス感染症についての議論を含む全てのポッドキャストのエピソードに対し、今後数日のうちにコンテンツに関するアドバイザリーを追加する。このアドバイザリーはリスナーを「COVID-19情報」ハブに誘導するものとなる。
  • クリエイターやパブリッシャー向けのツールの中でプラットフォームの規則を強調する方法のテストを開始する。これにより、何が許容されるかについての認識を高めるとともに、クリエイターが配信するコンテンツに対する自身の責任を理解できるよう支援する。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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