歩いてためたポイントを「PayPay」の残高に--ベスプラと八王子市の実証実験で

 ベスプラは1月20日、同社が運営する脳の健康を維持、増進するスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」で獲得したポイントが、「PayPayボーナス」と交換可能になったと発表した。

 八王子市と連携して実施中の実証実験で付与する、脳にいいアプリに蓄積した「健康ポイント」を交換できる。PayPayボーナスへの交換は、自治体の健康ポイント施策として初の事例になるという。

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 脳にいいアプリは、認知症研究における世界的権威のカロリンスカ研究所が実施した研究をベースに開発した、運動、脳トレーニング、食事の複合的な活動が管理できるアプリ。

 「歩いて運動」「隙間時間に脳トレーニング」「脳に良い品目を食べる」だけで、誰でも簡単に脳の健康維持ができるという。AI(人工知能)が年齢や性別、体格にあった無理のない目標値を設定するため、日々達成感を感じることが可能。多くの高齢者が利用を継続していると説明している。

 例えば脳トレーニングでは、間違い探しやパズルなど数種類の脳トレゲームを、ユーザー同士の対戦形式で実施可能。

 そのほか、総歩数を東海道五十三次などに換算できるバーチャル散歩「ウォーキングチャレンジ」、薬の飲み忘れを防ぐ「服薬リマインド」、自分の認知機能が把握できる「認知機能テスト」(2回目から有料)、脳にいいアプリ内の自身と家族のデータ、写真、動画を共有できる「家族サイト」などの機能を搭載している。

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 同社は現在、東京の渋谷区や八王子市など、比較的人口が多い都市部の自治体で実証実験を実施している。将来的な全国提供を目指し、製品とデータの整備を進めているという。

 八王子市との実証実験では、実証事業参加者がアプリの提示する適切な運動、食事目標などを達成した場合や、市が定めるイベント、ボランティアなどに参加した場合に、健康ポイントを付与している。

 今回、「PayPay残高」を付与できるサービス「PayPay残高API」を活用し、キャッシュレス決済サービス「PayPay」と連携。同ポイントの交換先としてPayPayボーナスを選択可能になった。例えば1000健康ポイントの場合、700円相当のPayPayボーナスに交換できる。

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