Atlas VPNは、2021年に報告されたランサムウェア攻撃に関する調査結果を発表した。世界全体で合計2845件の攻撃が報告され、その半数弱にあたる48%が米国の企業や政府機関を標的にしていた。
報告件数がもっとも多かった米国は1352件。146件でワースト2位のフランスを大きく引き離している。日本は38件だった。ワースト10カ国の報告件数は以下のとおり。
ランサムウェア攻撃では、サイバー犯罪者が金銭的な見返りや、機密情報の不正取得を目的にする。攻撃された企業は事業を速やかに再開させることや、被害を最小限に抑えることを考え、身代金を払ってしまいがちだそうだ。また、評判低下の悪影響が大きいことから、大企業が狙われやすいという。
業種別の報告件数は、工業およびエネルギーが最多の599件。この業種では、石油パイプライン運営会社のColonial Pipelineに対するランサムウェア攻撃が大きく報道された。以下、小売りの545件、金融の355件、不動産の308件と続く。
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