ディスプレイを設置するよりも顔に装着してしまいたいという人にとってまさに必要なものを、TCLはCES 2022で披露したようだ。同社は米国時間1月4日、第2世代のメガネ型ディスプレイ「NXTWEAR AIR」を発表した。2021年のモデルよりも洗練されて、普通のサングラスに近い外観になっている。
NXTWEAR AIRは拡張現実(AR)メガネではないが、ほぼすべてのデバイスに接続して外部モニターとして機能し、ソファでくつろぎながら仕事をしたり、メディアを視聴したりするのに理想的な製品だ。初代NXTWEARと機能的には変わらないが、より軽量なデザインのおかげで、一昔前のIMAX 3Dメガネに似ていた初代モデルよりも、RayBanの「Wayfarer」に近い見た目になっている。
TCLは、2月のMobile World Congressが近づく頃に価格と販売地域を発表する予定だが、同社関係者らによると、いずれかの時点で米国で販売する予定だという。初代NXTWEARはオーストラリアなどで限定販売され、コンテンツサブスクリプションと抱き合わせる形で販売される場合が多かった。
NXTWEAR AIRは1080pの解像度と、テレビやディスプレイで一般的な16:9のアスペクト比を持つディスプレイを2つ備える。目に十分に近い位置に固定されるため、装着すると、ソファから140インチの画面を見るのとほぼ同じ感覚が得られるという。リフレッシュレートは一般的な60Hzで、90fps以上でのゲームプレイに慣れている人には物足りないかもしれない。対応するスマートフォンは100機種を超えるという。重量は75gと、多くのスマートフォンの半分程度で、初代NXTWEARの130gよりもはるかに軽い。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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