三井不動産は12月22日、ShareTomorrowとともに、複数の移動手段を組み合わせて提供するMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を不動産に導入する、不動産MaaSの新サービス「&MOVE」を立ち上げたと発表した。第1弾として、三井不動産グループが開発、運営する商業施設、ホテル、マンションへの導入を開始する。
ShareTomorrowは、三井不動産グループ発の新規事業の開発、推進を担う会社として、7月に設立した。
今回、三井不動産の各施設訪れる利用客向けに、2019年より資本業務提携を行っているMaaS GlobalのアプリとSNSを活用し、コロナ禍を契機に加速するライフスタイルの多様化に応えるサービスとして、&MOVEを提供する。
&MOVEは、MaaS Globalのアプリ「Whim」を通じて、各施設の利用客の用途に合ったモビリティと料金プランを提供するというもの。これまでWhimで利用可能であった、タクシー、カーシェア、シェアサイクルに加えて、今回、NearMeとの連携により、シェアード・シャトルが新たに利用可能となった。
シェアード・シャトルは、複数の利用者と相乗りで乗車するサービスで、タクシーのように希望する地点での乗り降りが可能。同じ方向に行く人を見つけてマッチングし、相乗りすることによって、利便性と手ごろな料金の両立を目指す。
さらに、SNSを通して、仕事用のワーキングスペースや、日常のくらしで利用する店舗、サービス施設等、各施設の利用客に適した情報を提供し、目的地への移動をサポートする。
また、サービス第1弾として、三井ガーデンホテルズ、三井ショッピングパーク ららぽーと、パークアクシスにおいて&MOVEを導入し、実証後に順次拡大を進める予定だ。
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