バーチャルレストラン事業を手掛けるVirtual Dining Concepts(VDC)は米国時間12月17日、TikTokと提携して2022年にフードデリバリーサービス「TikTok Kitchen」を立ち上げ、数百カ所に拠点を設けることを明らかにしたという。Bloombergが報じた。
TikTok Kitchenのメニューは、TikTokで特に流行している料理をベースとするという。
奇妙な組み合わせに見えるかもしれないが、VDCにはレストランと動画プラットフォームを組み合わせた経験がある。同社は人気YouTuberのMrBeastさんと提携して、配達専用のファーストフードチェーン「MrBeast Burger」を立ち上げている。同社がTikTokと計画しているデリバリー専用サービスは、これと同種のものだ。
そのための「拠点」は、TikTokブランドの実店舗レストランではない。VDCと提携した既存のレストランの設備を使ってTikTok Kitchenの料理を作る。これらの料理は、「DoorDash」や「GrubHub」などの主要なフードデリバリーサービス企業によって配達される。
米CNETがTikTokにコメントを求めると、広報担当者は、来春の立ち上げが近付けば、より詳しい情報を発表すると述べた。
料理に興味がない人にとっては、キッチンで火事を起こす危険を冒すことなく、有名な料理をアプリ経由で試すことができるサービスとなる。VDCは3月に300カ所のTikTok Kitchen拠点をオープンし、2022年末までに1000カ所まで拡大する予定だという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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