新たな折りたたみ式スマートフォンが登場した。「OPPO Find N」だ。中国エレクトロニクスメーカーのOPPOは、同社イベント「OPPO INNO DAY」の2日目にあたる現地時間12月15日、前週に予告していた通りFind Nを発表した。
12月23日に中国で発売されるFind Nは、サムスンの「Galaxy Z Fold」シリーズなどの競合する折りたたみモデルよりもサイズがやや小さい。デザインはZ Foldに似ているが、5.49インチの外側ディスプレイと7.1インチの内側ディスプレイを装備する。サムスンの端末は、外側ディスプレイは6.2インチで、開いた場合のディスプレイサイズは7.6インチだ。
Find Nの外側のディスプレイには、従来のクラムシェル型のスマートフォンと同様に、18:9というややワイドなアスペクト比が採用されており、閉じて通常のスマートフォンとして使用する場合に、より自然に手になじむ形になっている。一方、サムスンは、より細長い外側ディスプレイをZ Foldシリーズに採用している。
Z Foldと同様に、Find Nは5基のカメラを搭載する。内側と外側のディスプレイにそれぞれ搭載されている、自撮りとビデオチャット用の3200万画素のパンチホールカメラに加えて、背面には5000万画素のメインカメラ、1600万画素の超広角レンズ、1300万画素の望遠レンズという、3つのセンサーが搭載されている。
Qualcommの「Snapdragon 888」プロセッサーと最大12GBのRAM、512GBのストレージを搭載し、OSは「Android 11」をベースとするOPPOの「ColorOS 12」だ。OPPOの高速ワイヤレス/有線充電技術が当然採用されており、Find Nは(通常のQiワイヤレス充電器に加えて)、33Wの「SuperVOOC Flash Charge」による有線充電と、15Wの「AirVOOC」によるワイヤレス充電をサポートする。10Wの逆ワイヤレス充電にも対応するので、他のデバイスも充電できる。
同社によると、SuperVOOCの有線充電を使用することにより、Find Nとその4500mAhバッテリーを、残量ゼロの状態から30分で55%、70分で100%まで充電可能だという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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