LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVCは12月15日、同社が現在提供する「NFTマーケットβ」の機能を拡充したNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を2022年春に提供開始すると発表した。
LINEは現在もNFTを発行、保有・管理、取引できる場としてNFTマーケットβを提供しているが、あくまでデジタルウォレット「LINE BITMAX Wallet」の1サービスとしての提供にとどまっている。2022年春から提供するLINE NFTでは、従来暗号資産「LINK」だけだった決済が日本円にも対応するほか、NFTアイテムの一次流通などの機能を拡充する。
LINE NFTの新機能により、IPホルダーはLINE Blockchain上で発行されたNFTの一次販売から二次流通までをワンストップで実現するほか、ユーザーは欲しいNFTを日本円で簡単に購入し、ユーザー同士で売買も可能となる。また、LINEアカウントの友達と交換したりすることもできる。
また、二次流通過程においてIPホルダーがコンテンツ料を設定することもでき、ロイヤリティとして収益化を図ることができるシステムも採用した。これにより、複製や不正な二次流通での高額転売により本来の権利元への利益が還元されないなどのビジネス課題の解決につなげるほか、ユーザーが二次流通を行うことで好きなコンテンツを応援できるようにした。
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