里親マッチングなどの「PETOKOTO」が5億円調達--殺処分問題の解決目指す

 ペットウェルネスブランドなど展開するPETOKOTOは12月1日、約5億円のシリーズA資金調達を実施したと発表した。今回の調達で、同社の総調達額は約10億円となる。今回調達した資金は、マーケティングや人材採用に充当する予定。


 今回の資金調達は、ベガコーポレーション、楽天キャピタル、ABCドリームベンチャーズ、DGベンチャーズ、Headline、15th Rock Ventures、既存株主のニッセイキャピタル、西川順氏、鈴木修氏らの出資と融資をあわせた第三者割当増資。


 PETOKOTOは、専門家によるペットライフメディア「PETOKOTO」、保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」、フレッシュペットフード事業「PETOKOTO FOODS」を展開している。

 同社によると、近年の日本のペット飼育頭数は減少傾向にあるというが、昨今のコロナ禍で在宅勤務が増加したことや、飼育環境が整ったことなどを受けて、2019年から2020年にかけては新規犬猫飼育数が増加したという。また、犬猫の健康意識の高まりと、犬や猫と暮らす時間が増えたことにより、「ペットの家族化」がすすみ、犬猫への年間支出額も増加しているデータもあるという。

 だが、犬猫を家庭に迎えてから手放す頭数も増加しており、殺処分問題が顕在化するなどの課題もあると指摘する。同社は、家族品質のサービスを提供することでペットと暮らす体験を向上し、ペットライフのQOLを最大化することを目指すとともに、OMUSUBIを通じて殺処分問題などのペット市場の課題解決を進める方針だ。

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