ワンチップで顕微観察ができる顕微観察装置「MID(マイクロ・イメージング・デバイス)」を開発するIDDKは11月30日、小型宇宙利用・回収プラットフォーム事業などを手がけるElevationSpaceと、宇宙での小型バイオ実験環境「Micro Bio Space LAB」の開発に向けた協業を開始すると発表した。なお、協業に関する覚書は10月22日に締結している。
両社は今後、ElevationSpaceが2023年の打上げを目指して開発している100kg級の小型人工衛星「ELS-R100」機内への、Micro Bio Space LABの構築を目指し、協働で取り組むという。
Micro Bio Space LABでは、IDDKが開発するワンチップ顕微観察技術(MID)を活用。微生物・細胞培養観察を人工衛星内で実施することで、培養状況のセンシングや、顕微観察画像の取得を可能にする。同社のMIDを用いることで、培養と観察の最小化を実現し、人工衛星の実験搭載を最大化できると考えているという。
加えて、ElevationSpaceが国際宇宙ステーションに代わる小型宇宙利用・回収プラットフォームとして開発している「ELS-R1000」に、Micro Bio Space LABを組み込むことを協議。宇宙でバイオ・ライフサイエンス実験をするための持続可能なプラットフォームの構築を目指すとしている。
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