テスラの「Full Self-Driving」ベータ版、事故時の映像提供が必要に

Sean Szymkowski (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2021年11月29日 11時19分
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 Teslaによるレベル2の運転支援機能「Full Self-Driving(FSD)」のベータテスターは今後、プライバシーをもう少し放棄する必要が生じるかもしれない。クリーンエネルギーに関するニュースサイトElectrekが米国時間11月23日に最初に報じたところによると、TeslaがFSDの利用に関する契約条件を更新したことで、テスターは映像の共有を許可しなければならなくなったという。これには、FSDが作動している間にTesla車両の内外で撮影された映像が含まれる。

Tesla車の内部
提供:Tesla

 契約条件で改定された部分には次のような記述がある。「FSDベータを有効にすることで、安全上の重大なリスクや衝突など安全に関わる事案が発生した場合に、Teslaが車両の外部カメラとキャビンカメラから車両識別番号(VIN)関連の画像データを収集することに同意する」

 この新たなポリシーは基本的に、ドライバーの過失が原因かもしれない衝突や事故の際、システムが責任を問われた場合に備えて、Teslaが同社にとって有利に働く証拠を保全するために追加したものと思われる。「Full Self-Driving」(完全自動運転)という名称にもかかわらず、米自動車技術者協会(SAE)のが定める自動運転の基準によれば、FSDは自律型システムではない。Teslaの説明書はドライバーに対し、常に注意を払い、いつ重要な機能の制御を代わってもいいように準備しておくよう求めている。

 Teslaはこれまでも車両から映像を収集してきたが、映像とTeslaのVINを直接紐付けるとしたのは今回が初めてだ。これにより、「安全に関わる事案」が発生した場合は、その特定のTesla車の所有者をこれまで以上に追跡しやすくなる。

 FSDは、Teslaの安全運転指標(セーフティースコア)で100点満点中98点以上を獲得したドライバーが導入できる仕組みで、同社は今後さらに多くのドライバーにFSDを提供する方針だ。ただし、多くのドライバーによると、このセーフティースコアシステムは簡単に攻略できるという。FSDの機能を利用するには、1万ドル(約114万円)で購入するか、月額199ドル(約2万3000円)のサブスクリプション契約を結ぶ必要がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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