アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのMajid Al Futtaim(MAF)とロシアのYandexは、歩道などを走行可能な小型の自走式ロボットを使い、UAEで商品配達サービスを試験する。両社が、試験サービス実施に向けた了解覚書(MOU)に署名したもの。
Yandexは、大きさがスーツケースほどの自走式ロボット「Yandex.Rover」を開発し、配達サービスを以前から試験している。一方のMAFは、中東やアフリカ、中央アジアでショッピングモールやレジャー施設などを運営している企業。スーパーマーケット「Carrefour(カルフール)」も展開中。
MOUに従いMAFは、オンライン販売するCarrefourの商品を、UAEの一部地域でYandexのロボットを使って試験的に配送する。この試験サービスは、2022年の早い時期に始める計画。
配送に使うYandexのロボットは、歩道など人間の歩くエリアを最大時速8kmの速度で移動する。走行ルートは随時選択し、近づいてくる自動車や歩行者を認識して回避できる。MAFのCarrefour用アプリを使うと、ロボットがどこを走行しているか確認可能だ。
Yandexの配達用ロボット(出典:Yandex/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス