「Galaxy S21」や「Galaxy S20」などのAndroidスマートフォンは設定の自由度がもっと高い。自動切り替えに任せるのではなく、ユーザーの任意でリフレッシュレートを最大120Hzまで切り替えられるのだ。設定メニューで、スクロールを滑らかにするオプションとバッテリー優先のオプションから選択できる。ただし、画質とバッテリー持続時間をある程度犠牲にする覚悟が必要だ。
ワイヤレス充電機能は、iPhoneでも2017年から標準で搭載されるようになっているが、充電の速さに関しては、まだまだ改善の余地がある。ワイヤレス充電器「MagSafe」を使えば、電力15Wでそれなりの充電速度を期待できるが、それ以外の場合は7.5Wになってしまう。
これは、Androidスマートフォンと比べるとだいぶ遅いことになる。例えば、サムスンのGalaxy S21は10Wのワイヤレス充電に対応しており、「Galaxy S20 FE」ではさらに高速な15Wでのワイヤレス充電が可能だ。「OnePlus 9 Pro」になると、50Wのワイヤレス充電にまで対応している。
誰でも、こんな経験があるだろう。バスか電車に乗っているとき、「AirPods」を取り出すと、赤いランプが点灯して、もうすぐバッテリーが切れることを知らされる。そんなとき、AirPodsのケースをiPhoneの背面に接触させるだけで、電源を少し補給できたらどんなにいいことか。
この機能が、一般にリバースワイヤレス充電といわれるもので、サムスンのGalaxy S21シリーズやGoogleの「Pixel 5」で使えるようになっている。だが、iPhone 13は未対応だ。基本的には、スマートフォンの背面がワイヤレス充電パッドとして機能し、完全ワイヤレスイヤホンなどのアクセサリーや、他のスマートフォンを充電することができる。
「Apple Pencil」は、「iPad」全シリーズに対応するようになったが、iPhoneでは一向に使えない。iPhone 13 Pro Maxと「iPhone 12 Pro Max」では特に、Apple Pencilが使えれば便利だと思う。どちらも、6.7インチというタブレットに近いサイズで、スケッチをしたりメモをとったりするのに理想的だからだ。しかも、Apple Pencilを超大型のPro Maxモデルに対応させれば、6.1インチのProモデルとさらに差別化することができ、大型画面を有効に使えるようになる。
チップメーカーのQualcommが、Bluetooth経由でロスレス伝送できる独自のオーディオ形式を発表したばかりだ。Appleからも同様の取り組みを聞くことができたら、と望まずにはいられない。
エントリーレベルのiPadとiPad miniにも、「センターフレーム」が採用された。ビデオ通話のとき、ユーザーの顔を自動的にフレーム内に収める機能だ。オートで発動する機能であり、友人や家族、また同僚ともビデオ通話で会話する機会が増えた昨今では、かなり重宝する。
だが、このセンターフレームをAppleの全製品で使えれば、もっと便利になる。iPhoneでも「Mac」でもだ。実際に、筆者はビデオ通話にiPadではなくiPhoneやMacを使う方が多い。iPhoneの方が小さいので、縦方向にして視線の高さで持ち続けるには都合がいいからだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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