Verizon CommunicationsとAmazonが新たな接続プロジェクトで協力する。米国最大の通信事業者であるVerizonは、自社の無線ネットワークを強化するためにAmazonに目を向けた。両社は米国時間10月26日、「戦略的な協力体制」に入ったことを明らかにした。その目的は、「Verizonの地上モバイルネットワークとAmazonの地球低軌道(LEO)衛星ネットワークを組み合わせる」ことだという。Amazonの衛星ブロードバンド計画は「Project Kuiper」と呼ばれている。
Project Kuiperが目指すのは、Amazonと競合するSpaceXとその「Starlink」プログラムと同様に、地球を周回する衛星群を利用し、上空から地上に向けてインターネット信号を送信することだ。今回の提携により、Verizonは光ファイバーの中継回線の代わりにAmazonの衛星群を利用できる可能性がある。実現すれば、高速で信頼性の高いインターネットサービスが提供されていない地域(特に地方部)に、携帯端末の基地局を設置できるだろう。
Project Kuiperを基地局の中継回線に利用することで、Verizonは、ユーザーに新たな無線機やデバイスなどを用意してもらうことなく、既存の4G LTEおよび5Gの通信範囲を拡大できる可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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