デジタル決済サービス企業のSquareが、ビットコインのマイニングシステム開発という新たなプロジェクトを検討している。
最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏は、米国時間10月15日に投稿した一連のツイートで、このマイニングシステムはカスタムシリコンおよびオープンソース技術をベースにしたものになるとの考えを示した。「コミュニティーと協力しながらオープンで」構築するという。
ビットコインでは、いずれかの段階で標準的なPCがマイニングに必要なタスクを単独で実行できなくなる可能性があり、そこでマイニングプールが利用される。マイニングプールは、参加者がマイニングのための計算能力を提供し合い、得た利益を分け合うものだ。
将来2100万枚の発行上限に達すると、採掘できるビットコインはなくなる。Dorsey氏によると、マイナーの重要な仕事は、信頼できる第三者を要することなく取引を安全に処理することであり、これは最後のビットコインが採掘された後も不可欠だ。そこで現在のような複雑な方法に代わる、より高度で分散された仮想通貨のマイニング方法が必要だという。
Dorsey氏はさらに、仮想通貨のマイニングによる消費電力も問題だとして、「シリコン、ソフトウェア、および統合」の改善が解決策になると示唆した。
加えて、シリコンの開発には費用と時間がかかるため、この分野に参入している企業が少ないことも供給不足につながるとDorsey氏は指摘している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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