「アイマス シンデレラガールズ」10周年ツアー福岡公演で見た“大きな夢を叶えた姿” - (page 2)

 2日目も、ライブの流れは1日目と同じような形で進行しつつも、セットリストは大幅に入れ替わり、この日が日曜日……というよりも“Sunday”だからと思われる、ユニット「miroir」の「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」(立花さん、長江さん)を皮切りとして、春瀬さんによる「ひまわりマークをさがせ!」や、今井さんによる「あこがれステッチ」といった、ライブで初披露のソロ曲などで場内を盛り上げていった。

「ひまわりマークをさがせ!」
「ひまわりマークをさがせ!」
「あこがれステッチ」
「あこがれステッチ」

 トークパートでは1日目と同様に、プロデューサーさんの投票により10周年を振り返るコーナーが設けられ、この日は1度目のとき、東山さんは瑞樹の声を担当した当初、瑞樹の年齢である28歳よりも下だったのだが、現在は29歳で年上になったことを明かし、それだけシンデレラガールズの歴史を感じているとを語る。また高野さんは、以前今井さんから色気があると言われたことを嬉しく感じたエピソードを話していた。

 また2度目のトークパートでは、歌いたいシンデレラガールズの楽曲をお題に、牧野さんは「命燃やして恋せよ乙女」を挙げたのに続き、渕上さんは「君のステージ衣装、本当は…」とあわせて、ショートアニメ「シンデレラガールズ劇場」で加蓮のネタになっていた「毒茸伝説」のものと思われる、“ヒャッハー”の叫びに触れると、場内から大きな拍手が沸き起こった。そして高田さんは「絶対特権主張しますっ!」を挙げ、それぞれが歌いたいことをアピールした。

 各属性のメンバーをフィーチャーしたパートも1日目とは異なり、パッションは「shabon song」(黒沢さん、深川さん)、クールは「オルゴールの小箱」(桜咲さん、佐藤さん、東山さん)、キュートは「Sweet Witches’Night ~6人目はだぁれ~」(梅澤さん、佐倉さん、都丸さん、藤本さん、牧野さん)を、それぞれが楽曲の世界観を丁寧に表現するようにうたっていた。

「Palette(Long Intro Ver.)」(梅澤さん、長江さん、花谷さん)
「Palette(Long Intro Ver.)」(梅澤さん、長江さん、花谷さん)
「Palette(Long Intro Ver.)」(梅澤さん、長江さん、花谷さん)
「Palette(Long Intro Ver.)」(梅澤さん、長江さん、花谷さん)

 2日間とも終盤では、全員揃ってのテレビアニメ第2期オープニングテーマである「Shine!!」で一旦締めくくり。アンコールを求める会場からの拍手と、配信ではタップボタンが登場し、会場のスクリーンにも「アンコール!」の言葉が表示されるなかで、アシスタントの千川ちひろからのアナウンスにより、10周年を記念した特別映像を上映。「EVERMORE」にのせて、これまで行われたライブにおいて、今では大所帯となったキャスト陣ひとりひとりのパフォーマンスをダイジェストで映し出した映像となっており、感慨深さを感じさせる内容となっていた。

「Shine!!」(1日目)
「Shine!!」(1日目)
「Shine!!」(1日目)
「Shine!!」(1日目)

 アンコールでは、そろって新衣装「シンデレラ・コレクション」をまとって登場。衣装は白を基調としつつ、スカートの裾や袖、襟元など、ひとりひとりにアイドルをイメージしたカラーリングが施されたこだわりを感じるもの。そのなかで、初公開となった10周年記念曲「EVERLASTING」を披露。間奏では「お願い!シンデレラ」をはじめとしたシンデレラガールズの楽曲メロディーが入っているという、歴史も詰め込んだ楽曲でまだまだ続くシンデレラガールズの世界を伝えた。出演者が多いなかでも、締めくくりの挨拶を2日間かけてひとりずつ行い、それぞれがライブの感想とともに感謝の言葉を送り、最後はシンデレラガールズ始まりの曲である「お願い!シンデレラ」で締めくくった。

「EVERLASTING」(1日目)
「EVERLASTING」(1日目)
「EVERLASTING」(2日目)
「EVERLASTING」(2日目)

 今後続いていくツアー最初の公演として、これまでシンデレラガールズを彩ってきた楽曲、積み重ねてきたライブステージの集大成となるものの一片と感じられるものとなっていた。そして、トークや挨拶のなかでキャスト陣の多くが口にしていたのは、有観客でプロデューサーさんの前で歌えたことの喜び。夢と魔法の世界を表現するシンデレラガールズのステージで躍動する、キャスト陣のパフォーマンスの後押しになっていたと感じられるものとなっていた。一新したキャスト陣による次の千葉公演、そしてその先の公演でどのような楽曲が歌われるのか、そして表現される世界が楽しみになる公演となっていた。

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