富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は10月5日、「Windows 11」OS搭載の新ラインアップとして8シリーズ20機種を発表した。14型ワイドノートとして新たに「LIFEBOOK(ライフブック)MH」シリーズを追加。10月7日から順次提供する。
同時に、富士通のショッピングサイト「WEB MART」で購入できるカスタムメイドモデルも8シリーズ20機種を追加。同日から順次受注する。
LIFEBOOK MHシリーズは、高性能CPUと内蔵グラフィックスを搭載する14型ワイドノートPC。13.3型の「LIFEBOOK UH」「LIFEBOOK CH」の2シリーズで展開するモバイルPCシリーズに加わった。
第11世代CPU「Tiger Lake」の「Core i7-1165G7」と約512GBのSSDを搭載する「LIFEBOOK MH75/F3」、「AMD Ryzen 5 5500U」と約256GBのSSDを搭載する「LIFEBOOK MH55/F3」の2機種がラインアップする。
いずれもメモリーは8GB、カラーはダーククロムで、サイズは約幅323.8mm×高さ19.9mm×奥行216mm。価格はオープンだが、市場想定価格はMH75/F3が15万4800円(税別)、M55/Fが11万9800円(税別)。12月上旬から提供する。
FCCLで代表取締役社長を務める大隈健史氏は、「家族みんなにちょうどいい」とコンセプトを説明。負荷の高い作業や動画視聴などへの快適さと、家の中での持ち運びしやすさを両立できると胸を張る。
“ハイリテラシー”ユーザー向けモデルとしては、新たに「FMV Zero LIFEBOOK WU4/F3」を投入。こちらはWEB MART限定モデルとなる。
重さは約865g~で、13.3型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量を謳う、UHシリーズの派生モデルという位置づけだ。道具としての機能価値やミニマルなデザインを突き詰めている。
また、バックライト搭載のキーボードにカナ無し印字を採用し、印字シルクを黒文字化。アプリケーションはゼロベースで再構築し、プリインストールソフトはハイリテラシーユーザー向けに大幅に厳選している。
大隈氏は、「世界最軽量を実現したUHシリーズを究極にミニマルにした特別仕様モデル。ハイリテラシーユーザー向けにPCの原点に戻り、道具としての機能価値やミニマルなデザインを突き詰めた」と説明する。通常WEB価格は最小構成となる「Windows 11 Home」、「Core i5-1135G7」、メモリー8GB、約256GBのSSDの場合、21万8680円(税込)。
Windows 11向けにソフトウェア面も強化している。オンラインミーティング向けには、音声がクリアに聞こえる「AIノイズキャンセリング」機能を搭載。同社が新たに開発した機能で、周囲のノイズ音をカットして会議室や家族の声をクリアに届けたり、マイク正面の声以外をカットしたりできる。「arrows Tab EH」を除く7シリーズ19機種に搭載する。
そのほか、QRコードでスマホとPCを接続してスマホのカメラ画像をリアルタイムに転送、ウェブカメラとして使えるスマホカメラ転送機能や、 テレビ番組とリンクしてリアルタイムの視聴や録画ができるテレビ番組リンク機能などを追加する。いずれも8シリーズ20機種で対応する。
また、声で遊べる「ふくまろゲームランド」やオンライン麻雀「Maru-Jan」など、ゲーム機能を拡充。PCの操作や活用方法、不明点を電話とリモートサポートでレッスンする「ワンポイントレッスン」サービスの提供も開始する。
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