ハウスコムは10月5日、引越し時の初期費用を抑えたい入居者向けに、初期費用と賃料を利用者が自由に設定できるサービス「スマートレント」を開始した。
ハウスコムによると、通常、入居時には敷金、礼金のほかに、仲介手数料、保証料、日割り家賃、火災保険などの手数料が発生し、初期費用がかさむケースが多いほか、初期費用0円のものでも、実際は費用が発生する場合もあり、手元資金を残しておきたい入居者にとって課題となっていたという。
スマートレントは、オーナーや管理会社からハウスコムが賃借することで、入居者が希望する初期費用額や賃料を自由に設定できるサービス。完全初期費用0円で部屋を借りることもできる。
例えば、既定の初期費用が30万円、家賃が6万円の部屋に入居を希望する際は、「初期費用0円にしたい場合、家賃は6.96万円」「初期費用10万円にしたい場合、家賃は6.64万円」「初期費用20万円にしたい場合、家賃は6.32万円」と、初期費用を分割して賃料に上乗せする仕組み。なお、初期費用を規定以上に設定し、家賃を規定以下に設定するプランはない。
貸主の転貸契約の許可がとれれば、対象物件としてスマートレントの利用が可能。当初の対象エリアは、関東、東海、近畿、四国、九州、沖縄となる。また、スマートレントを使用すると、「警察OBによるトラブル相談サービス」や「夜間休日救急往診サービス」「4時間トラブルサポート」等、日常生活における悩みや困りごとの解決を支援する付帯サービスも提供する。
ハウスコムは、開始1年以内に、スマートレント経由の賃貸契約が、現在の月間契約数全体の10%を占める成長を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス