トヨタ自動車傘下のウーブン・プラネット・ホールディングスは、自動車向けOS開発の米国企業Renovo Motorsを買収した(ウーブン・プラネット、Renovo)。買収金額などは明らかにしていない。
Renovoは、自動車の各種機能を実現する際に使うOSを開発している企業。ソフトウェア定義自動車(Software Defined Vehicle:SDV)という概念をベースに、ハードウェアに依存せず自動車向けソフトウェア開発できる環境を実現することが目標。同社は、ドリフト走行する自動運転車「MARTY」をスタンフォード大学と共同開発したことでも知られている。
MARTYの紹介ビデオ(出典:スタンフォード大学/YouTube)
今後はウーブン・プラネットとともに、オープンな自動車向けソフトウェア開発プラットフォーム「Arene」の強化を進める。Areneを利用すると、ハードウェアと切り離したソフトウェア開発が可能になり、さまざまな自動車メーカー向けソフトウェアの開発が省力化できるという。
ウーブン・プラネットは、映像データから道路情報を抽出するのに必要な技術を持つ米CARMERAや、配車サービスを手がける米Lyftの自動運転部門「Level 5」など、先進技術の獲得を進めている。
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