スマートホテルソリューションズは9月29日、同社の顔認証によるAIホテル管理システムをサービス化し、「スマートホテルマネージャー」として販売を開始すると発表した。導入第1号として、北海道上士幌町のカミシホロホテルに導入した。
スマートホテルソリューションズでは、2018年秋より、同社が運営するホステルbnb+において、顔認証によるチェックイン、チェックアウト、決済が行えるAIホテル管理システムを運用している。
今回、本システムをサービス化し、スマートホテルマネージャーとして販売を開始。本サービスは、iPadなどの汎用タブレットにアプリをダウンロードするだけで、顔認証による宿泊客の管理が可能となる。
宿泊客の顔を登録することで、宿泊客のチェックイン、チェックアウトや客室の鍵の開閉、宿泊客の体温や手のアルコール消毒有無の記録を自動化することが可能。宿泊施設の受付業務の負荷が軽減されるとともに、受付業務の非対面・非接触化を実現する。さらに、予約管理や客室在庫管理システムとの連携機能も備える。
本サービスは、ホテル管理IoTプラットフォームを、顔認証AIエンジンや接続されている各IoTデバイスのAPIと連携し、ホテル受付・客室管理システムでコントロールする仕組み。APIが公開されているIoTデバイスと連携しやすいオープンなシステム環境のため、今後もさらに多くのIoTデバイスと連携し、拡張するとしている。
なお、現時点で接続しているIoTデバイスは、POSSIBLEの自動精算機「RONT2」、シーテックの「ピッとシュ!」、CANDY HOUSEの「セサミ3」の三つ。
また、スマートホテルソリューションズは、第三者割当増資で5000万円を資金調達し、ホテル向け有料放送VOD(ビデオ・オン・デマンド)、PAY-TV(ペイテレビ)販売のホクリョーリードと業務提携。ホクリョーリードがスマートホテルマネージャーの販売代理店としてサービス取次を行う。
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