リクルート、iPhoneで部屋の模様替えをシミュレーション--LiDARスキャナを活用

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 リクルートは9月22日、社内の研究開発組織「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」から、iPhoneに搭載のLiDARスキャナを活用した、部屋の模様替えAR(拡張現実)アプリ「AR Room Simulator」を公開した。App Storeでダウンロードできる。

ARアプリ「AR Room Simulator」
ARアプリ「AR Room Simulator」

 今回のAR Room Simulatorは、起動後に室内へカメラを向けると、LiDARスキャナにより床や壁を認識し、壁紙や床材を張り替えてARで表示するというもの。壁紙4種類、床材4種類に加え、机、椅子各3種類を置いてみるなど、模様替えした室内の様子を、簡単に素早くシミュレートできる。

 壁紙や床材の貼り方が自然に見えるよう、方向を推定するために、全体のスキャン結果をMesh化し、オクルージョン用のマテリアルを設定。平面認識は空間の上下関係を考慮していないため、Meshの向きを修正し、床Meshの当たり判定を利用してモデルを配置するなどの工夫をした。

 LiDARスキャナは、iPhone 13 Pro/Pro Maxや、iPhone 12 Pro/Pro Max、iPad Proに搭載している。LiDARセンサー(Light Detection And Ranging)は、センサーからレーザー光を照射し対象物で反射してセンサー部に返ってくるまでの時間から、対象物との距離が計測できるセンサーだ。

 LiDARセンサーは、巨大構造物や建造物の計測に利用されてきたが、近年では自動車の自動運転のセンサーとしても用途が拡大されている。リクルートによると、スマホ利用で想定されるスケールでのLiDARセンサー活用は現時点で未開の状態で、LiDARセンサー機能が個人レベルで普及した際、どのような価値が提供できるかの検証を行ってきたという。

 今後もATLにおいて、LiDARセンサーのさらなる技術検証と用途開発に取り組んでいくとともに、新規技術の利活用シーンを研究・提案していくとしている。

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