KAERUは、買いものアシスタントアプリ「KAERU(かえる)」のβ版をリリースした。
KAERUは、もの忘れが増えてきた人や認知症と診断された人、認知機能の低下に不安がある人などをターゲットに、超高齢社会の買物をなめらかにするためのエイジテック/フィンテックサービス。
使いやすいデザインと位置情報機能による買いものアシスタント機能を搭載。年を重ねても「自由に買いものを楽しむ」ことを諦めない環境作りを目指しているという。
具体的には、正確な位置情報と連動したメモ機能により、よく行く店舗を登録しておくことで、その店舗に近づくとプッシュ通知が発信され、「買い物にでかけたはずがお店に行かずに帰ってきてしまう」「書いたメモ自体をなくしてしまう」といったことを予防できる。
また、買ったものを写真に撮ると一覧で管理でき、「昨日買ったのにまた買ってしまった」「あれって昨日買ったっけ?」といったよくある買物の失敗を防ぐことが可能。
同社によると、軽度〜中度の認知症診断や若年性認知症診断を受けた人の声に加え、専門家の意見、試験運用による結果などを取り入れて開発しているという。
今後予定している正式版のリリースでは、一般的なペイメントサービスではサポートしきれなかったニーズに対応できるような機能の搭載を予定する。
加えて、今冬には国際ブランド付きの自社プリペイドカードとアプリを連携したペイメント機能「みまもりペイ」のリリースも予定している。
日々の利用状況の確認や高額な出費、カード紛失時など、利用者の設定した閲覧権限の範囲に応じて、家族へと通知できるのが特徴。利用者のプライバシーを守りながら、家族が利用明細をアプリで確認できるという。
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