ゲーム開発会社Activision Blizzardの法的な問題に関して、米証券取引委員会(SEC)が調査に乗り出したとThe Wall Street Journal(WSJ)が米国時間9月20日に報じた。SECの調査は、性的不正行為や差別など、有害な職場環境をめぐり、カリフォルニア州当局が同社に対して起こした訴訟に関連するものだ。
SECは、Activision Blizzardに召喚状を送付し、性的不正行為などの苦情に関連する2019年以降の文書や取締役会の議事録などの公開を求めたとされている。最高経営責任者(CEO)Bobby Kotick氏ら幹部の通信記録も調査対象となっており、現従業員と元従業員にも召喚状が送付されているという。
米CNETの取材に対し、Activision Blizzardから返答はない。広報担当社のHelaine Klasky氏はWSJに対し、同社はSECに協力していると述べた。
カリフォルニア州の公正雇用住宅局(DFEH)は7月、「男子学生の社交クラブ」のような職場環境だとして、Activision Blizzardに対して訴訟を提起した。訴状によると、同社の女性従業員は正当な報酬を得られず、ハラスメントに遭っていたとされる。提訴されて以降、子会社のBlizzard Entertainmentでプレジデントを務めていたJ. Allen Brack氏など、同社の重要人物が辞職しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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