アマゾンジャパンは9月21日、電子書籍端末「Kindle Paperwhite」シリーズの新モデルを発表した。
8GBの新たなKindle Paperwhiteのほか、32GBの「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」、8GBの「Kindle Paperwhite キッズモデル」、計3モデルを追加する。すべてWi-Fi対応モデルとなる。
それぞれ9月21日から予約を受け付け、Kindle Paperwhiteとキッズモデルは10月27日から、シグニチャーエディションは11月10日から出荷する。税込価格はKindle Paperwhiteが1万6980円、広告ありモデルが1万4980円。シグニチャーエディションが1万9980円。キッズモデルが1万6980円となる。同様のスケジュールで純正カバーや保護フィルムといった関連アクセサリーも販売する。
アマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 Kindle・Fire Tablet・アクセサリー事業部 事業部長の清水文弥氏は、「2018年の前世代モデルから約3年ぶりのKindle Paperwhiteのアップデートとなる。6.8インチディスプレイなど、今までに無い進化を遂げている」と説明する。
新しいKindle Paperwhiteは、「Kindle」シリーズで初めて6.8インチディスプレイや「USB Type-C」コネクターを採用。E Inkディスプレイも新型となり、ページをめくるレスポンド速度が2割向上したという。
フロントライト用のLEDを前世代モデルの5個から17個に増やし、解像度300ppiの画面を最大輝度10%明るくできる。均一にディスプレイを照らすことができ、画面が見やすくなった。
また、最上位モデル「Kindle Oasis」で採用する「色調調節ライト」を、Kindle Paperwhiteシリーズで初めて搭載する。スクリーンの色合いを明るいホワイトから暖かみのあるアンバーまで、気分や雰囲気に合わせて調節できる。
全体サイズは174mm×125mm×8.1mmで、重さは205g。バッテリーサイズが拡大、前世代モデルと比較して寿命が約65%向上し、1回の充電で最大10週間使える。なお、前世代モデル同様、IPX8等級の防水機能を搭載する。
Kindle Paperwhite シグ二チャーエディションでは、Kindle Oasisに搭載する「明るさ自動調節」機能をKindle Paperwhiteシリーズで初めて搭載。さまざまな環境や光源のもとでも、快適に読書に没入できるという。
全体サイズはKindle Paperwhiteと変わらず174mm×125mm×8.1mmだが、重さは207gで、Kindleシリーズで初めてワイヤレス充電に対応する。また、周辺アクセサリーとしてアンカー製で互換性のあるワイヤレススタンドを別売する。「Made for Amazon」認証を取得し、最大7.5Wでワイヤレス充電可能。2時間で満充電できる。
Kindle Paperwhite キッズモデルは、新しいKindle Paperwhiteをベースに展開する。Kindle Paperwhiteをマグネットで閉じられるようになる専用のキッズカバーが付帯し、「ブラック」「エメラルドフォレスト」「ロボットドリーム」のいずれかを選択できる。カバーを含めた全体サイズは175.5mm×129.2mm×13.5mmで、重さは321g。
2年間の限定保証も付帯し、壊れても返品すれば無料で交換可能。また、サブスクリプションサービス「Amazon Kids+」(旧FreeTime Unlimited)を1年間、追加料金無しで付帯する。1000冊以上の書籍が読めるとともに、子どもの読書状況の確認、管理ができる見守り機能「ペアレント・ダッシュボード」を活用できる。
Kindle Paperwhite本体に搭載する辞書や単語帳などを活用すれば、読書のレベルアップもサポートできるとしている。
清水氏は、Kindleシリーズ共通になるという特徴を紹介しながら、商品企画には、“新商品を出す以上、平均4.0以上の評価をいただく”という目標があると語る。
「Kindle Paperwhiteは総レビュー数1万3800、平均評価4.3という非常にありがたい評価をいただいており、多くのお客様に満足してご利用いただいている証と捉えている。現状に満足するのではなく、日々向上を目指していく」(清水氏)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」