NTTe-Sportsは9月16日、企業や団体内でのeスポーツ大会開催を支援する「eスポーツ×社内レクパッケージ」を10月1日から提供する。価格はクライアント側で企画運営をする場合は55万円、NTTe-Sportsに企画運営を依頼する場合は110万円。
大会は同社が保有する東京・秋葉原の「eXeField Akiba」でのオフライン開催のほか、オンライン(司会進行・解説・配信はeXeField Akibaで実施)でも対応する。標準ゲームタイトルは「ぷよぷよeスポーツ」を採用し、参加者は16チームまでのトーナメント形式、観戦者はYouTubeやTwitchなどのプラットフォームから視聴する。ゲーム機器とソフトウェアはクライアント側での手配が必要。
なお、ぷよぷよ以外のタイトルを希望する場合は応相談としている。
同パッケージは、昨今の新型コロナ感染拡大を契機とした「リモート勤務」環境下によって、対面での会話や集合でのイベントができなくなったことによる「組織内でのコミュニケーションロス」に悩む声が増えたことから企画開発したもの。メリットとしては、オンライン環境下であれば新型コロナウイルスの感染リスクを抑えることができるほか、若手社員から経営幹部まで幅広い層がゲームに参加することによって、組織の一体感の醸成も期待できるという。
また、企業内のイベント実施に当たっては、開催場所の選定、当日の司会進行、運用ケアなど多岐に渡る項目を都度検討しなければならないが、同パッケージであれば、NTTe-Sportsが「企画」「運営」「配信」を手がけるほか、イベントノウハウをもとに制作した進行や機器操作のマニュアルも利用でき、企画コストの低減も見込めるとしている。
NTTe-Sports代表取締役社長副社長の影澤潤一氏は、発表したパッケージについて「(2021)年度中に50社ぐらいへの導入を目指す」とコメントした。また、今後のeスポーツ普及に関しては「日本のeスポーツは市場というよりも裾野を広げている状況。認知度こそ高くなったものの、体験するところまでには至っていない現状もあった。eスポーツの社会人リーグ設立も含めて、社会に向けた認知プロセスになれば」(同氏)と述べた。
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