TIME誌が米国時間9月15日に発表した「世界で最も影響力のある100人」の2021年版に、ハイテク業界を象徴する複数の人物が選出された。AppleのTim Cook氏、TeslaとSpaceXのElon Musk氏、NVIDIAのJensen Huang氏、Ethereumの共同創始者Vitalik Buterin氏などが選ばれている。
TIME誌のプロフィールの中で、Nikeの共同創設者であるPhil Knight氏は、Cook氏の「人柄、思いやり、勇気」を称えている。また、Cook氏が最高経営責任者(CEO)に就任してからの10年間で「Appleの株価は1000%上昇し、同社は時価総額で世界首位に立った」と指摘した。
TeslaとSpaceXのMusk氏については、Huffington Post共同創設者のArianna Huffington氏が、彼は「人類の可能性を拡大させている」とコメントしている。
「しかもそれを、絶えず楽観的で、宇宙の半分を覆いつくすほど前向きなショーマンシップでやり抜くことで、私たちの目の前に存在する大きな課題をどうすれば解決できるかというモデルを示している」(Huffington氏)
DeepLearning.AIの創設者であるAndrew Ng氏は、NVIDIAのCEOを務めるHuang氏について、GPUをより汎用的なコンピューティングタスクの実行に適応させる方向に同社を導くことで、人工知能(AI)の前進に貢献した功績を称えた。
「その結果生まれた進化、そして強力なチップは、さらに大規模なニューラルネットワーク、今日のAIの多くを支えるプログラムに対応しうるベースとなるものを築いた」(Ng氏)
Redditの共同創設者Alexis Ohanian氏は、仮想通貨(暗号資産)のパイオニア的存在であるButerin氏が開発したEthereumによって、インターネットの可能性についてこれまで以上に心躍らせるようになったと述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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