ジンズは9月15日、タブレットやウェブサイトを介してメガネをバーチャル試着し、検討しやすくする独自のサービスを9月16日より開始すると発表した。全国のJINS 全434店舗およびJINSオンラインショップで導入する。
JINSでは、2016年にAIで選んだメガネの似合い度を判定する「JINS BRAIN」、2019年にはメガネをかけたままほかのメガネをバーチャル試着できる「MEGANE on MEGANE」などを一部店舗に導入し、新しい購買体験を推進してきた。
JINS BRAINを発展させ、AIの精度を上げて顔型も含めて似合い度を判定。店舗やオンラインの在庫の中からメガネを「似合い度順」でレコメンドする「JINS BRAIN 2」として進化させた。点数が高ければよりその人に合ったものという。また、「お気に入り」として登録し、複数のメガネをまとめて試着することも可能だ。
なお、店舗のiPadでは、MEGANE on MEGANEの機能を搭載する。もともとかけているメガネのフレームを自動で消す機能を持つ。メガネをかけたままほかのメガネをバーチャル試着できるため、視力矯正用のメガネを利用している人でも、試着した自分の姿を正しく見られる。
さらに、探している商品が店内のどこにあるのか、陳列場所を検索できる「棚 NAVI」も搭載する。その商品がある場所を画面で確認できるほか、QRコードを介して自分のスマートフォンで読み取ることも可能だ。
事前にウェブサイトで探した製品の場所を手元で確認できるため、店に着いてから目的の商品がどこにあるかスタッフに聞く手間を省ける。
「OMOを具現化したサービスができあがった。お店に来るお客様からよく受けるのは、『私に合うメガネはどれですか』という本質的で答えずらい質問。新サービスでは、タブレットに顔をあてるだけで、どのメガネが似合うのか解を導き出せる。また、購買行動のほとんどが来店前に決まると言われているが、メガネはウェブサイトで検索し、『黒いアセテートのメガネが欲しい』と思っても、実際に店舗に訪れると似たようなものがたくさんあることになる。『これを見たい』と思ったものが、お店のどの場所にあるのか、ウェブサイトでも調べられる」(ジンズ 広報・PR シニアプロフェッショナルの池川志帆氏)と説明した。
なお、プライバシーを考慮し、ログは無操作時間から3分たつと自動で消える仕様だとしている。
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