Appleは9月15日、「Apple Watch」の新モデル「Apple Watch Series 7」を発表した。本体サイズほぼそのままでディスプレイを大型化し、表示できる量を増やしている。2021年秋に発売する。
現行モデル「Apple Watch Series 6」から筐体面積をほぼ変更せず、スクリーン領域を拡大。Series 6と比較すると約20%、「Apple Watch Series 3」からは50%以上広くなるという。外枠は1.7mmとなり、Series 6から40%細くなったとしている。
新たな画面サイズにあわせ、ユーザーインターフェース全体も再設計している。ボタンの拡大などでタップしやすくなり、Series 6と比較してテキストを50%多く表示可能。少ないスクロールで見られるようになる。
常時表示するRetinaディスプレイの明るさも向上。屋内で手首を下げている場合、70%以上明るく表示できるという。
ディスプレイ前面のクリスタルを50%厚くしつつ、OLEDパネルへのタッチセンサーの統合など、さまざまな部品を集約。ディスプレイ全体としては薄くなるが、Series 6と比較した強度は2倍以上で、Apple Watch史上最も強い耐亀裂性能となるという。50メートルの耐水性能に加え、IP6X防塵規格にも対応する。
一から再構築したという充電システムでは、新たに「高速充電USB-Cケーブル」を採用。新しくなった充電アーキテクチャと高速充電USB-Cケーブルにより、約45分で0から80%まで充電でき、8分間充電すれば8時間の睡眠記録ができるという。
カラーバリエーションは、アルミニウムはグリーン、ブルー、(PRODUCT)RED、スターライト、ミッドナイトの5色を用意する。ステンレススチールはシルバー、グラファイト、ゴールドの3色で、そのほかチタニウムとスペースブラックチタニウムもラインアップする。また、「Nike Run Club」アプリを内蔵した「Apple Watch Nike」「Apple Watch Hermès」といったコラボモデルも引き続き提供する。
発売されている既存のすべてのバンドが使えるが、「iOS 15」以降を搭載した「iPhone 6s」以降が必要。
価格は399ドルからで、GPSモデルとGPS+Cellularモデルを用意する。日本での提供価格などは発表していない。
また、Series 7と同時に発表した「watchOS 8」では、自転車に乗る人向けの新機能などを追加している。独特な動き、転倒の衝撃などを感知し、乗り始め、一時停止、再開などを検出できるという。電動自転車にも対応する。
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