iPhone 12は5Gに対応する最初のiPhoneだった。iPhone 13では、iPhone 12から大幅な技術的アップグレードは施されない見通しだが、DigiTimesの8月の報道によると、Appleは、サプライヤーである台湾積体電路製造(TSMC)のチップ製造コスト上昇を埋め合わせるため、2021年のラインアップでは値上げを検討しているという。同報道では、TSMCは「高度で成熟したプロセス技術」のために、2022年1月までに価格を最大20%引き上げることを検討していると記載されている。その記事を見る限り、新型iPhoneが具体的にどれだけ値上げされるのかは不明だ。
アナリストらは、iPhone 13の価格はiPhone 12とほぼ同じで、基本モデルは799ドルからになると以前に予測していた。2020年に発売されたサムスンの「Galaxy S20 FE」やGoogleの「Pixel 5」のように、AppleがiPhone 13の価格を下げる可能性もある。サムスンの新しい「Galaxy S21」も、前モデルより200ドル安くなったことをアピールしている。
ほとんどのスマートフォン(iPhone 12も含む)のリフレッシュレートは60Hz(画面が1秒に60回書き換えられる)だが、Galaxy S21や「OnePlus 8 Pro」のように、120Hzのリフレッシュレートに対応するスマートフォンもある。iPhone 13のディスプレイが120Hzのリフレッシュレート(と常時表示可能なOLEDディスプレイ)に対応するとの憶測が流れている。リフレッシュレートが高ければ高いほど、アプリやウェブページをスクロールするときに、スマートフォンの動作がより高速かつ滑らかに感じられる。リフレッシュレートの向上は、iPhone 12のときもうわさになったが、今回の方が実現する可能性は高そうだ。
iPhone 12のカメラアレイには、通常のカメラと超広角カメラ、自撮りカメラが含まれ、すべてのカメラでナイトモードを使用できる。さらに、改良されたHDRモード、望遠レンズ(ProおよびPro Maxモデル)、2.5倍ズーム(Pro Maxのみ)も含まれる。
これまでの新型iPhoneと同様、iPhone 13でも、カメラがiPhone 12からアップグレードされるはずだ。われわれが耳にしたうわさには、ズーム撮影を強化するペリスコープカメラの追加、ナイトモード写真の画質を高める超広角レンズの改善、LiDAR技術の全モデルへの搭載(iPhone 12では、ProとPro Max以外には搭載されなかった)などが含まれる。
iPhone 13では、「iPhone 8」以来初めて「Touch ID」が復活するかもしれない。ただし、大きな違いがある。iPhone 13のTouch IDは、別個のボタンとして本体に搭載されるのではなく、画面の下に埋め込まれる可能性がある。一部の人は、これがiPhone 12で実現すると予想していたが、その次のモデルまで延期される可能性があるとも述べていた。残念ながら、iPhone 12のラインアップでは、Touch IDボタンは採用されなかった。Appleの2020年の「iPad Air」で、本体側面にTouch IDボタンが搭載されたことは、注目に値する。特に2021年にこの機能が追加されたら、ユーザーは大いに歓迎するだろう。「Face ID」は、マスクを着けていると機能しないからだ(「Apple Watch」と「iOS 14.5」を利用している場合は除く)。
iPhone 12にはヘッドホンジャックがない。iPhone 13モデルにもヘッドホンジャックは搭載されないだろう。それでは、Appleが「MagSafe」充電機能を導入した今、「Lightning」ポートはどうなるのだろうか。iPhone 13 Pro Maxは完全にポートレスになるかもしれないが、それ以外のiPhone 13モデルには引き続きLightningポートが搭載される、とKuo氏は予想している。ちなみに、iPhone 12では、4種類のモデルすべてがLightningポートを備えていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力