Appleは米国時間8月26日、「Apple News Format」を使って「Apple News」にコンテンツを提供するニュースサブスクリプションを対象としたプログラム「News Partner Program」を発表した。この新しいプログラムの下で、Appleは「条件を満たすアプリ内課金サブスクリプション」に対する初年度の手数料を、30%から15%に引き下げる。
同プログラムでは、Common Sense MediaやNews Literacy Projectなどの非営利団体に対する支援を再度表明するとともに、具体的な名称は挙げていないが、「ニュース消費者に対するメディアリテラシーの教育や、ニュース報道と報道局を多様化させるためのさらなる活動」に取り組む団体への支援と出資を表明している。
また、このプログラムに参加するための一連の資格要件も示している。
AppleとEpic Gamesの訴訟がまだ続いていることが、この動きの背景にある。「フォートナイト」開発元のEpicは2020年8月、同ゲームが「App Store」から削除されたことを受けて、同ストアの手数料体系をめぐってAppleを提訴した。Appleは、ゲームをプレイするための追加のライフなどのデジタルアイテムのアプリ内課金や、アプリのサブスクリプション料金に対して、最大30%の手数料を徴収している。その手数料に対し、Epicなどの企業や議員らから異論が上がっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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