「iOS」ユーザー向けのスマートウォッチには、「Apple Watch」という明確な定番製品がある。だが、「Android」には、このように唯一というような選択肢はない。サムスンの「Galaxy Watch4」は、ついにその座に納まるのだろうか。サムスンは「Unpacked」イベントで、最新の折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」を披露するとともに、「Galaxy Watch4」「Galaxy Watch4 Classic」を発表した。米国など一部地域で予約注文が可能になっており、米国時間8月27日に発売される。この2つの製品は、サムスン製としては初めて、Googleと共同設計した最新の「Wear OS」を搭載している。すでに高い評価を得ている「Galaxy Watch3」の後を継ぐGalaxy Watch4は、さらに優れた製品となりそうだ。
2種類のデザインが用意されている。現代的なデザインでClassicより安価なWatch4と、よりクラシックなデザインの「Watch4 Classic」だ。Classicの文字盤の外周には回転するベゼルがあり、従来の腕時計のようなデザインとストラップが採用されている。価格は、デザインやサイズで異なり、Galaxy Watch4は249.99ドル(約2万8000円)から、Galaxy Watch4 Classicは349.99ドル(約3万9000円)からとなっている。Watch4は40mmと44mm、Watch4 Classicは42mmと46mmを用意している。いずれも、BluetoothモデルとLTEモデルがある。
サムスンのスマートウォッチは常に高い品質を誇ってきたが、「Fitbit」やGoogleのWear OSを搭載するさまざまな製品もある。サムスンのGalaxy Watch4は、このような競合製品の優れた部分をすべて統合し、サムスンのスマートウォッチの製品体験とGoogleの製品体験の間にギャップがあるという不自然な状態に終止符を打つことで、Androidスマートウォッチの世界を再び活性化しようとしているようだ。
Galaxy Watch4とGalaxy Watch4 Classicは、サムスンのユーザーインターフェース「One UI Watch」を搭載する。また、睡眠追跡などをはじめとするヘルスケア機能が充実している。背面には「Samsung BioActive Sensor」を備える。これは、光学式心拍センサー、電気心拍センサー、生体電気インピーダンス分析センサーの3つを統合している。また、プロセッサーは前世代と比べて、CPU性能が20%、GPU性能は10倍向上している。RAMは1.5GB、ストレージは16GBとなっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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