家庭料理配達サービス「つくりおき.jp」を運営するAntwayは8月10日、第三者割当増資と金融機関からの融資により、総額約15億円の資金調達を実施したと発表した。
第三者割当増資では、既存株主であるニッセイ・キャピタルとDIMENSIONに加え、ジャフコ グループ、KDDI Open Innovation Fund3号(運営会社:グローバルブレイン)、SMBCベンチャーキャピタルを引受先としている。
なお、新たな引受先となったKDDI Open Innovation Fund3号(KOIF3号)は、KDDIが有望なベンチャー企業との新たな事業共創を目的としたコーポレートベンチャーキャピタル。KOIF3号から、フードテック領域のスタートアップ出資は初になるという。
また、同出資を通じて、KDDIのもつ顧客との接点を活用した送客などでAntwayを支援するとしている。
つくりおき.jpは、管理栄養士監修のもと、都内の自社キッチンで専任の調理人が手作りした家庭料理を、毎週1回自宅まで配送するサービス。2020年2月に都内4区からサービスを開始し、キッチン増設を経て対象エリアを順次拡張。サービス開始から10カ月で、配送対象エリアが東京23区全域に拡大している。
同社では今回の調達により、新規大型キッチンの増設および、採用・組織体制の強化にあてる予定。加えて、東京23区以外のさらに広いエリアへのサービス提供を目指す。
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