Appleは米国時間8月3日、「Mac Pro」の上位のGPUオプション「Radeon Pro Vega II 」シリーズを、より新世代で「RDNA 2」ベースの「Radeon Pro W6000X」シリーズに置き換え始めた。既存のユーザーは今後もRadeon Pro Vega IIおよび「Radeon Pro Vega II Duo」モジュールを購入できる。新たな構成オプションには、引き続き旧型の「Radeon Pro 580X」と前世代の「Radeon Pro W5000X」シリーズも含まれる。
「Radeon RX 6800」と「Radeon RX 6900」のアーキテクチャーは、高解像度のデジタルアセット(コンテンツ)に対応できるように最適化されており、リアルタイムレンダリング、インタラクティブな3Dの応答性、動画編集などで、Mac Proが確実に高速化するとうたっている。Appleによると、レンダリングソフトウェア「Octane X」では最大84%のパフォーマンス向上、3DCGソフトウェア「CINEMA 4D」での3Dインタラクションでは最大26%のフレームレート向上、ポストプロダクションソフトウェア「DaVinci Resolve」では最大23%のパフォーマンス高速化が可能だという。
これらのモジュールは、PC向けの「Radeon Pro W6000」シリーズと類似の(若干の違いがある)GPUをベースにしており、同じ80個または60個の「Compute Unit(CU)」(それぞれ64個の「Stream Core」を搭載)、GPUあたり128GBの「Infinity Cache」、同じ256ビットのメモリーインターフェースなど、基本的な構成は同じだ。また、GPU間の通信には同様にPCIバスを介さない「Infinity Fabric」を採用しており、これはDuoにとって大きな意味を持つ。十分なオンチップキャッシュ容量も備えており、これはプロのクリエイティブなワークフローに関連して大容量のデータを管理する上で必要となる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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