Instagramは米国時間7月27日、16歳(一部の国では18歳)未満のユーザーのアカウントをデフォルトで非公開にすると発表した。米国の政治家から、ソーシャルメディアは若者に悪影響を与える可能性があるという懸念が上がる中での動きだ。
これらのユーザーは、Instagramに登録する際に、アカウントがデフォルトで非公開になる。同社は、疑わしいアカウントが若者に連絡を取ることを防ぐなど、その他にもInstagramを10代にとってより安全な場所にするための対策も講じると説明した。18歳未満のユーザーをターゲットとする広告にも制限を設ける。
この新しい保護策の背景として、同社は13歳未満の子供向けのバージョンを開発していることについて批判されている。サイバーいじめや、プラットフォーム上で自分と他人を比較する行為など、Instagramは10代ユーザーに影響を及ぼす複数の課題に取り組んでいる。3月には民主党と共和党の両方の議員らが、Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏やその他のIT企業幹部らに対し、テクノロジー製品が若者の心の健康に与える影響を懸念していると伝えた。
InstagramのCEOを務めるAdam Mosseri氏は、「われわれは今後も、10代、保護者、議員、専門家の意見に耳を傾け、Instagramの安全性の維持に努めていく」と、Instagramの投稿で述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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