新たに公開された米連邦通信委員会(FCC)の書類によると、Amazonは、何らかの睡眠トラッキングデバイスに取り組んでいるようだ。
FCCは米国時間7月9日付けの書簡で、Amazonが申請した「Radar Sensor」を認可した。これは「デバイスの設定や機能のタッチレス制御」および「3次元空間での動きを捉えることによる、非接触の睡眠追跡」を可能にするものだという。
Bloombergが伝えているように、Amazonが6月に提出した申請書では、レーダー機能は「運動、言語、触覚に障害を持つ消費者に多大なメリット」をもたらすほか、睡眠をトラッキングして消費者の「睡眠衛生に対する意識と管理」を改善するのに役立つという、同社の構想を説明している。
どのデバイスにこの機能が搭載され、Amazonはいつそれを市場に投入するつもりなのか(あるいは、投入するかどうか)は不明だ。FCCの書簡ではRadar Sensorについて、特定の用途では、Googleが「Pixel 4」スマートフォンのタッチレス制御に採用した「Soli」レーダーをFCCが評価した際の状況に似ているとしている。Soliチップは2021年の「Pixel 5」には搭載されなかったが、Googleは3月、睡眠モニタリングを目的にこのチップを「Nest Hub」に追加した。
FCCの書簡によると、Radar Sensorを搭載するデバイスは「非携帯型」で「電源に接続されている場合のみ動作する」とのことで、これは同機能が新型「Echo」または「Echo Show」に搭載される可能性を示唆している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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