ソニーは7月7日、肩にのせて使うワイヤレスネックバンドスピーカーに、オンライン会議での使用に便利な新モデル「SRS-NB10」を発表した。マイクミュート機能や高性能マイクなどを搭載する。発売は7月30日。想定税込価格は1万5000円前後になる。
ワイヤレスネックバンドスピーカーは、2017年9月に第1弾モデル「SRS-WS1」を発表。耳元で音が広がるウェアラブルサウンドや低音部分を振動とともに再生する音連動バイブレーションなどを備え、映画や音楽などエンターテインメントモデルとして人気を得ている。
SRS-NB10は、肩のせという形状はそのままに、コロナ下で急増したオンライン会議でのニーズに応えた新モデル。フルレンジスピーカーユニットを斜め前向きに配置し、背面にはパッシブラジエーターを搭載。包まれるようなサウンドを再生するほか、2つのマイクを備え、声を正確に集音しクリアに届ける、ノイズやハウリングを抑える信号処理により音途切れのない通話品質を確保するなど、送話、受話品質を向上している。
左右にマイクミュートボタンとボリュームボタンを設け、首元だけで音声の操作が可能。ミュートボタンを押すと、消音を知らせる通知音が7秒間隔で鳴り、オン、オフの状況を把握できる。
高さ49mm×幅191mm×奥行き185mmで、重量約113g。約335gだったSRS-WS1に比べ軽量化されたほか、人間工学に基づき身体への設置点を考慮し、重さを分散させた設計のため、長時間装着しても疲れにくいとしている。
送信機はなく、スマートフォンやテレビなどBluetooth対応機と接続する仕組み。満充電で約20時間使用できるほか、10分の充電で60分使用できる急速充電にも対応する。本体はIPX4の防滴対応。8台までペアリングができるほか、2台の機器を同時に接続できるマルチポイント機能も備える。
SRS-WS1は映画やゲームなどを楽しむエンターテインメントモデルとして併売する予定。SRS-NB10は耳を塞がず、周囲の音も聞き取れるながら使いやテレワークなど仕事でも使えるウェアラブルネックスピーカーに位置づける。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス