Microsoftは米国時間7月1日、グループチャットサービス「Skype for Business Online」のユーザーに対し、サービス終了日の31日が間近に迫っていると注意を促した。
この日、Skype事業は比較的短い期間で1つの幕を閉じることになる。Skype for Businessは、同社がSkypeを85億ドルで買収した4年後の2015年にリリースされた。
同社は過去2年間、Skype for Business Onlineのユーザーに「Microsoft Teams」への移行を促していたため、影響を受けるユーザーは心づもりができているはずだ。同社はすでに、何百万ものユーザーがTeamsに切り替えるのをサポートしてきたという。
同社はTeamsへの移行を終わらせていない顧客に、アップグレード支援サービスを提供する。Teamsは現在、1億4500万人のデイリーアクティブユーザーを抱えている。
8月から始まるアップグレード支援は、Teamsへの移行に伴う最終的な技術的要素について手助けするのが狙い。管理者には、「Microsoft 365 Message Center」や「Teams管理センター」を通じて、アップグレード支援が始まる90日前にスケジュール通知が送られる。顧客はアップグレード支援が始まる前に、自らアップグレードすることもできる。
アップグレード支援が7月31日以降に設定されている企業は、アップグレードが完了するまで、Skype for Business Onlineを使用できる。
同社によると、アップグレード支援を利用した移行の大半は、24時間で完了する見通しだ。顧客はその間、Skype for Business Onlineの機能を利用できる。Teamsへのアップグレードが完了すると、Teamsのメッセージ、ミーティング、通話の機能が利用可能となる。その後、すべての新規オンラインユーザーは「Teams Only」モードに追加される。
アップグレード支援には2タイプあり、同社は次のように説明している。
また同社は、Skype for Business Onlineの連携サービスも、31日以降はサポート対象外になると警告した。これには、サードパーティーの音声会議プロバイダー、「Skype for Business Online Cloud Connector Edition」、ハイブリッド音声構成、「Skype Meeting Broadcast」が含まれる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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