ヤフーは6月29日、生活に必要な情報を自治体ごとに確認できるサービス「Yahoo!くらし」において、内閣府が提供する「マイナポータル」と連携した行政手続きのオンライン申請サービス「オンライン行政手続きサービス」のベータ版を提供開始した。
同サービスは、行政手続きを「Yahoo!検索」から申請までシームレスに提供するもので、民間企業で初めて「マイナポータル」と連携したオンライン申請サービスとなる。まず、子育てや介護、被災者支援などの分野において申請を開始し、対応する自治体や行政手続きを順次拡充する。標準様式の対象手続きは6月29日には25件だが、6月30日に6件、近日中に15件が追加されるという。
「Yahoo!検索」にて「罹災証明」や「介護手当」などの行政手続きを検索すると、Yahoo! JAPAN IDの登録住所から自動で自治体を判定。自治体別のオンライン申請に進む。申請に必要な氏名や住所も、IDの登録情報から自動で入力し、申請作業の軽減につながるという。なお、判定された自治体情報は他の用途では利用しないとしている。
なお、多くの申請においては、電子署名時にマイナンバーカードが必要(電子署名は、野村総合研究所の「e-NINSHO」サービスと連携した本人確認を実施)となる。マイナンバーカードの読み取りには、「Yahoo! JAPAN」アプリ(iOS/Android版)を利用する。
一方で、手続きごとに必要なアクション数を事前提示するほか、書類添付時などに画像を用いて手順を説明するなど、迷わず簡単に申請できるように工夫しているという。
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