Microsoftは米国時間6月17日、「Microsoft Teams」や「Teams Rooms」向けに導入予定の新機能を発表した。ハイブリッドな働き方への対応を強化する。生産性スイートで競合するGoogleも14日、「Google Workspace」をリモートワークに対応させるためのコラボレーション機能などを強化するアップデートを発表したばかりだ。
Microsoftは5月、将来のハイブリッドミーティングがどのようなものになるのか、独自の調査に基づいたビデオを公開した。そのビデオでは「Teams Rooms」の機能が、「Focus Room」「Medium Space」「Large Space」という異なるサイズの会議室で、インテリジェントなスピーカーやカメラ、そして「Teamsパネル」や「Surface Hub」などの大画面を使って、どのように機能するかを示していた。
Microsoftが17日に紹介した各種機能は、そのビジョンをさらに発展させたものだ。また同社は、2021年に導入予定のTeamsミーティングやTeams Roomsの機能も明らかにした。
詳細は以下の通り。
また同社は、アップデートされたデジタルホワイトボード「Microsoft Whiteboard」について発表した。物理的に同じ部屋にいるかどうかに関係なく、ハイブリッドワークやコラボレーションのエクスペリエンスを向上させるという。そのため、新しいコンテンツタイプやユーザーインターフェース、インクのエクスペリエンスの改善、「Microsoft 365」との連携などに重点が置かれている。コンテンツ作成を迅速化する新しいテンプレートや、ほかの人が何をしているかを分かりやすくする「Collaboration Cursors」、新しいレーザーポインター機能などを提供する。
同社はさらに、Surface Hubで利用できる新しいTeams Roomsのエクスペリエンスについても発表した。「Together Mode」シーン、モダナイズされたミーティングステージ、「PowerPoint Live」などのTeamsのデスクトップ機能を提供する。また、新しいMicrosoft Whiteboardも2021年秋より、Surface Hubで利用可能になる。
また、MicrosoftはTeamsやOfficeアプリに「Fluid Framework」を取り込む次のステップについても明らかにした。Fluid Frameworkは2019年に発表された。共同編集を容易にするためのテクノロジーだ。 Microsoftは17日、FluidコンポーネントをTeamsミーティング、「OneNote」「Outlook」「Whiteboard」向けに拡大し、TeamsやOfficeアプリを横断してコラボレーションできるようにすると発表した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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