産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは6月16日、生産者を応援するシェフグループ「#CookForJapan」とコラボレーションし2週間限定の「食べチョクSOSマルシェ」を「ポップアップレストラン」に併設でオープンした。期間は6月30日まで。
#CookForJapanは、食べチョクに出品している食材を使った料理を振る舞うポップアップレストラン「RESQ(レスキュー)by #CookForJapan」を開設中だ。新型コロナウイルスや自然災害などで困っている生産者を特集する「#農家漁師からのSOS」の食材を中心に使用した料理を提供する。
料理は、パスタ・リゾットが1800円~。ほか前菜として、「揚げたてライスコロッケ」800円、前菜盛り合わせ1900円など。ネット通販でも展開している。いずれも新大久保駅直上のビルにある「キムチドリアンカルダモン(KDC)」3階のシェアダイニングにて開催中だ。
メニュー黒板の下には、「生産者の紹介シート」として、料理に使っている食材を作る生産者のこだわりや想いを掲載。生産者が就農した理由や「なぜたまねぎが甘くなるか」など、普通のレストランでは伝わらない深い情報を知ることができる。
食べチョクSOSマルシェでは、食べチョクに出品している「コロナでお困りの食材」を中心に直接販売。通販では、ある程度まとまった数で購入することになるが、ここではキュウリやトマト、ナス、バナナなどすべて1個単位で販売しており、気軽に手にとれるのがポイントだ。
スタッフは初日の6月16日と土日に在籍。全国の生産者のこだわりなどをていねいに説明するほか、在籍日は試食を用意し、食材を見るだけでなく実際に食べて選ぶことができる。
ビビッドガーデン 代表取締役社長の秋元里奈氏によれば、新型コロナウイルスなどの感染拡大の影響を受け、在庫の滞留や売上の減少を受けている生産者はまだまだ多いという。一方で、一年以上も続くこのコロナ禍により、「“SOS”と言っても、消費者はもう聞き飽きてしまっている」のも現実だ。
今回の取り組みでは、こうしたリアルな店舗を通じて一般的なレストランや物販イベントでは伝わらない生産者のこだわりや想いといった深い情報を伝え、食材の先にいる生産者を想像しつながるきっかけにしたいとしている。
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