クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケは6月10日、Makuakeの活用推進や韓国実行者の事業展開サポートのため、ソウル特別市麻浦区に韓国拠点を設立したと発表した。なお、海外では初の拠点設立になり、同社のキュレーター本部グローバルチーム マネージャーである金谷美玲氏が韓国支社の代表を務める。
マクアケは、Makuakeの運営を通じて、日本各地や海外諸国で作られるこだわりの商品やフード、お酒、飲食店、イベント、コンテンツ、伝統工芸の新たな挑戦など、1万5000件以上の新しいものや体験を生み出すサポートをしてきたという。
また、それぞれの実行者の事業展開地域に合わせたサポートが重要であると考え、国内地方拠点を順次拡大しているとのこと。これまでに、関西支社、九州・名古屋拠点を設立し、それぞれのエリア特性や実行者ニーズに合わせた知見・実績をもつキュレーターを各地へ配置することで、細やかなサポートをしてきたと説明する。
そして、2017年10月からは韓国案件の本格展開を開始。これまでの4年間で、韓国企業のプロジェクトだけでも620件を掲載。2020年の応援購入金額は2019年に比べ1.5倍以上成長しているという。
加えて、2020年より業務提携を開始したソウル市の中小企業支援機関・ソウル産業振興院(SBA)の紹介による18プロジェクトの応援購入金額は、合計4600万円を突破。注目度が高いプロジェクトが多く誕生しているとのこと。
韓国拠点の新設については、これまでMakuakeから誕生した韓国企業の商品やサービスに関するサポーターの反響の大きさや、日本進出を希望する韓国企業からの問い合わせ増加などを要因として挙げている。
同社では、現地法人との連携を深め、韓国発の日本進出プロジェクトを推し進めていくとしている。また、今後の1年間における韓国拠点の応援購入総額として15億超を目標に掲げている。
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