AnyMind Groupは6月8日、D2Cビジネスを展開するインフルエンサーなどの個人や企業向けに、物流管理プラットフォーム「AnyLogi」の提供を開始した。
AnyLogiは、国内外のECカートと物流パートナーをネットワーク化することで、商品管理・決済確認・入庫・保管・出庫・配送の一括管理を可能とする物流管理プラットフォーム。ブランド戦略に合わせた独自の梱包資材を使用した発送に加え、資材の生産にも対応する。
また、受注・在庫・配送の3つのポイントを軸にした機能提供により、あらゆる個人・法人のEC展開を柔軟かつ多角的にサポート。日本国内だけでなく、アジアを中心とした物流パートナーとのサービス連携により、日本から海外、海外から日本への物流に関しても物流戦略を提案・実施するという。
昨今、社会の急激な変化による在宅時間増加などにともない、ECやD2Cブランド市場は急成長を続けている。その一方で、急激なEC普及による小口配送の増加、配送スピードへの要求レベルの高まりなどの要因もあり、ブランド・倉庫・物流会社など、すべてのステークホルダーにおいて、管理負担増加、人手不足などの課題が深刻化していると同社では説明する。
ブランドにおいても、世界観や商品そのものだけでなく、物流オペレーション・コミュニケーションの最適化や、オリジナルの梱包による体験価値の向上など、BtoB、BtoCの両面におけるサプライチェーン全体の最適化が常に解決すべき課題となっているという。そこで同社は、ブランドビジネスにおいて重要な物流領域の課題を解決すべく、新たに物流管理プラットフォームであるAnyLogiを開発した。
今後は、グローバル統一でのソフトウェア開発力やグローバルかつローカルのネットワークを生かし、在庫管理、倉庫管理、問い合わせ対応についてもサービス連携・開発を進め、さらなる機能充実を図るという。また、同社が展開する「AnyTag」をはじめとするマーケティングプラットフォームとの接続によるデータ分析・蓄積により、ブランドビジネスにおけるすべてのプロセスをより最適化するとしている。
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