AnyMind Groupは5月12日、アジア全域のアパレルやコスメを中心とした生産工場と、インフルエンサーに代表される個人や企業をつなぐ、ものづくりプラットフォーム「AnyFactory」の提供を開始したと発表した。
AnyFactoryは、クライアントのニーズに応じて最適なサプライヤーを探し、作りたいものを発注できるものづくりプラットフォーム。日本や東南アジア、インドなどの生産工場と連携しており、作りたいプロダクトに応じて最適な工場をマッチングできることが特徴だ。
同社では、SNSの普及やインフルエンサーの台頭などにより、従来では難しかったブランドと個人が直接つながるD2C(Direct To Consumer)型の販売モデルが可能になったことから、ひとつのプロダクトを大量生産するのではなく、多種多様な製品を短納期で生産できることが求められていると説明。
このような社会背景のもと、 AnyFactoryでは同社の強みのひとつであるプラットフォーム技術を活用。さらには、13市場17拠点で事業展開を実現してきたネットワークを通じて、アジア各国の生産工場と連携し、誰もが表現したいこと作りたいものを世界中で作れる仕組みを実現させたという。
サービス開始に先駆けて、フィットネスインフルエンサー・アスリートであり起業家でもあるエドワード加藤氏のオリジナルD2Cブランド「LÝFT」と協働。プロダクトの生産・マーケティング支援を実施するほか、そのほかの企業との共同案件も今後予定しているという。
また、アジアにおいても、同社所属のインフルエンサーを対象に複数のプロジェクトを進行。タイのインフルエンサーであるNisamanee氏やMayyr氏などと協働して、オリジナルのアパレル、アクセサリー、コスメをはじめとしたD2Cブランドを本格展開する予定だ。
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