GMOフィナンシャルホールディングス(GMO-FH)は5月25日、ヤフー傘下のワイジェイFXの全株式を取得し、子会社化すると発表した。買収額は約289億円。株式譲渡実行日にワイジェイFXの商号を「外貨ex byGMO株式会社」に変更するという。
ワイジェイFXは、2003年9月に操業。2013年1月からは、ヤフーの金融領域における戦略的子会社としてオンラインFX取引サービスを提供する。一方、GMO-FHは、証券・FX 事業を展開するGMOクリック証券やFXプライム byGMO、暗号資産事業を展開するGMOコインなどの子会社を有している。特にGMOクリック証券は、店頭FX取引サービスにおいて9年連続で国内取引高トップを維持しているという。
GMO-FHでは、ワイジェイFXの株式を取得する理由として、強みである店頭FXのシェア拡大と収益力強化に取り組むなかで、「両社がこれまで培ってきた知見、ノウハウ、経営資源を共有し連携を強化することで、サービスの価値を高めるとともに、さらなるシェアの拡大と収益性改善を図り、両社の成長を加速させることが可能であると判断した」としている。
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