米Amazonは米国時間5月21日、スタンドアロンの「Prime Now」アプリを終了し、その「超高速」な配送サービスをメインアプリに統合することを明らかにした。Prime Nowは2014年、「Prime」会員を対象に提供開始された。米国ではWhole Foodsや地元の店舗からの商品を2時間以内に配送する。Amazonは現在、6月に開催する「Prime Day(プライムデー)」に向け、準備を進めている。
Amazonのグローサリー担当バイスプレジデントStephenie Landry氏はブログ記事で、「Prime Nowは顧客の好評を博しており、世界中で非常に多くのPrime会員が、生活必需品、プレゼント、玩具、高品質な食料雑貨などをAmazonや地元の店舗から超高速で配送するサービスを利用している」とし、「この体験を顧客にとってさらにシームレスなものにするために、このエクスペリエンスを独立したPrime Nowアプリから、Amazonのアプリとウェブサイトに移し、顧客がAmazonのすべてのサービスを1つの便利な場所から利用できるようにする」と説明している。
Prime Nowの利用者数は明らかにされていないが、Amazonは4月、Primeサービスの会員数が2億人を超えたとしていた。
インド、日本、シンガポールでは、Prime Nowのアプリとウェブサイトは既にAmazonに移行している。米国では2019年に、「Amazon Fresh」とWhole Foods Marketからの2時間配送をAmazonで利用できるようにした。同社は今後、すべてのサードパーティーパートナーと地域の提携店舗をメインのAmazonアプリに移した後、世界でPrime Nowアプリとウェブサイトを「2021年内」に終了する予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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