Spotifyは、オーディオブック配信サービスを2021年中に開始すると発表した。
このサービスは、オーディオブックのストリーミング配信サービスを手がけているStorytelとの協業を通じて提供する。Storytelの契約者は、StorytelとSpotifyのアカウントを連携させることで、Storytelで管理しているオーディオブックをSpotify経由で聴ける。ちなみに、Storytelは現在50万タイトル以上のコンテンツを、25の国と地域で提供中。
StorytelとSpotifyのサービス連携は、Spotifyが提供する外部サブスクリプション統合機能「Spotify Open Access Platform(OAP)」で実現させる。Spotify OAPは、Spotify外部のサブスクリプションサービスをSpotifyと結びつけ、外部サービスのユーザーにSpotifyを利用可能にする仕組み。これにより、外部サービスで収益をあげているクリエイターは、そのサービスを使い続けながらSpotifyも収入源にできる。
Spotifyは、音楽やポッドキャスト、ライブ音声配信のほか、今回のオーディオブックなど、有りと有らゆる音声コンテンツをワンストップで提供したいとしている。この目標を実現させる取り組みの一環として、今後もSpotify OAPを通じて利用可能な外部サービスを増やす考え。
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